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Here`s looking at you,kid

浜田省吾さんのこと。自分の好きなもの。日々想うことを...

『それまでの明日』読了  


原尞氏の『それまでの明日』読了。前作から14年。長かった。。。


soremadenoashita




A SPENSER NOVEL  


作家 ロバート・ブラウン・パーカーが亡くなり8年。

探偵スペンサーシリーズはエース・アトキンスが引継ぎアメリカでは数冊出版されているが邦訳版は出ていない。

仕方なくペーパーバックを買う。英語に堪能ではないが時間をかけて読むとする。

浜田さんも愛読していたようで、ライブや会報で言及した事がある。

この小説を読み始めた頃、体を鍛えてたっけ。今はジョギングがウォーキングになってるけど。。。



             Spenser novels Lullaby

Where are the detective  

スペイド、マーロウ、アーチャー、スペンサーのような探偵たち。

個人的には、しばらくこの手の探偵には会っていない。

心にグッとくるハードボイルドな探偵が現れるのを、待っている。

detective-2012-01-18

春嵐 Six kill  

読了。
Six kill
ロバート・B・パーカー スペンサーシリーズの最終作を読み終えた。
思えば19歳の頃、女性週刊誌に紹介されていたのを読んで知った。

「どんな窮地に陥っても、軽口をたたくタフガイ。グルメを気取るが、チーズバーガーとビールに目がない。
おしゃれにもうるさく、服の色と銃のホルスターの色を合わせるボストンの探偵。」のような推薦文に興味を惹いた。

原題の「Six kill」は、ずーっと何の意味かと思っていたが、新たなキャラクターの名前だった。
さて、内容はボストンの映画スターのホテルの部屋で、若い女性が変死した事件を調査するというもの。

スペンサーは相変わらずだった。仕事を解雇されても、無報酬で調査を続け、脅かしにも屈せず立ち向かった。
そんな中、「Six kill」という青年を人生のどん底から救う。

このシリーズは今後、エース・アトキンスが引き継ぐらしい。
しかし、パーカーの描くスペンサー・スーザン・ホークにはもう会えないのは、さみしい限りだ。

結局、パーカーはボストン・レッドソックスの松坂を登場させなかったな。
そしてスペンサーのフルネイムも教えてくれなかった。

なにより、本人は最後の一冊になるとは思っていなかったろうが、大好きなホークが出なかった。
ホークの活躍を読みたかった・・・残念でならない。

途中、訳者の菊池光氏が亡くなったりしたが、パーカー共々あらためて冥福を祈る。










原 りょう  

日本のハードボイルド作家も沢山いるが、この人ほどチャンドラーな作家はいないでしょう。
hara ryo
レイモンド・チャンドラーに強く影響を受けている。

ここまでパクれば、賛辞に値するオマージュだと云える。しかし面白いのだ。

1988年「そして夜は甦る」で鮮烈なデビュー!

1989年「私が殺した少女」で直木賞受賞。だがこの人は所謂遅筆で、次は1995年「さらば長き眠り」

2004年「愚か者死すべし」を刊行後、未だ長編の新作は世に出ていない・・・

両切りの煙草を燻らせ、オンボロのブルーバードに乗り込む主人公 沢崎に早く会いたいものだ。。。 


誘拐  

誘拐.God Save the Child。スペンサーシリーズ第二作。

        誘拐
建築業を営む富豪の息子の失踪事件を依頼され、獅子奮迅の活躍という話。

恋人スーザン・シルヴァマンが初登場する。

はじめて彼女に会ったスペンサーは ”みぞおちの奥で何かがカチッと一段落ちるのを感じた”と気持ちを表している。

運命の女性に逢った時のその感じ、何となくわかるなぁと思いました。

やがてふたりの間に危機が訪れるが、結局修復し立ち直った。

スペンサーとスーザンのいちゃいちゃする場面がよく出てくるのが、うっとうしいという声もあったようですが

このシリーズはスーザンとホーク無くしては語れない。

ふたりが邪道だけど赤ワインは冷やしたほうが美味いと共感するシーンがある。私も思わず、うなずいた。。。







失投  

ロバート・B・パーカーの初期の作品。

レッドソックスのエース、マーティ・ラブが八百長を?そして何者かが脅迫を.....

球団の極秘の依頼で調査を開始したスペンサーは妻リンダの過去が鍵と知る。

事件の犠牲者に深く同情したスペンサーは、友人の警部の忠告も振り切って、単身脅迫者と

対決するために、人里離れた森に赴く。
MORTAL STAKES
左は立風書房、飯嶋永昭氏訳。右は早川書房、菊池光氏訳。
二人の訳の妙がおもしろい。


帽子
レッドソックスのマイナー”Pawtucket Red Sox"のキャップ。

スペンサーシリーズの最近の著書に出てきたので買ってみた。

結局、松坂大輔はこのシリーズには出てこなかったな。残念。

今日は川沿いを歩いた。途中ダウンコートを脱いだ。

そしてこんな店発見。知らなかった。また行ってみよう。

HIBARIGAOKA SPORTS

日本では今、相撲界の八百長が話題。

そもそも、相撲は国技なのか???

レイチェル・ウォレスを捜せ  

このところ雪の便りを耳にする。

東京ではまだだけど。

雪で思い出すのはこの作品。

LOOKING FOR RACHEL WALLACE

個人的にシリーズでは”初秋”よりも涙する作品です
女性解放論者でレズビアンを公言して憚らない作家レイチェル・ウォレスのボディガードを依頼されたスペンサー。
マチズモで、騎士道精神のかたまりのスペンサーと依頼主は相反する。
スペンサーは暴走し護衛を解雇される。

その女性が誘拐される。
自らの失態だと感じ、誰の助けも求めず大雪に閉ざされたボストンを走るスペンサー。

「スペンサーだ」
「おお神様」・・・

「わたしは初めから、誰かが自分を探し出すとしたら、それはあなたであることがわかっていた・・・」

「あなたがやってきて二人で抱き合った時の嬉しかったことを、わたしは死ぬまで忘れない。それに、あなたが泣いたことをいつまでも覚えてるわ」

「なにをあげたら人に黙っててくれる?」

これを書きながら泣いてる自分がいる。


"Okey, Jane Eyre, I got you"






やせ我慢  

マルタの鷹

THE MALTESE FAlOON


ハードボイルド.....「これを読まずして語るなかれ」とか「あれは読んでおかなきゃ」というのは嫌いだ。

好きなものを読みゃいいと思う。

もともとロバート B. パーカーに、はまったのだけど、いつのまにやら系譜を辿りたくなり、気が付きゃ、

ハメット、チャンドラーを読まずにいられなくなった。

今宵はバーボンな気分だが結局、日本酒を呑んでいる。

明日もまずまずな日になれば良い。。。


PROMISED LAND  

PROMISED LAND
1976年度のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)の長篇賞を受賞した作品。

出会いは20数年前、ある女性雑誌の推薦本コーナーを読んで”これだ”と感じた。

感化されて、腕立て伏せをしたりした。

シリーズ4作目にして、ホークが登場する。

”His name`s Hawk," I said "Call him Hawk."